
戦隊物は必ずと言っていいほどスピリチュアル要素が含まれています。
しかし、現在放送されている暴太郎戦隊ドンブラザーズはかなりスピリチュアル要素が濃い作品となっています。
そこで、暴太郎戦隊ドンブラザーズのスピリチュアル要素についてまとめてみました。
キャラクター
ドンモモタロウ
ドンモモタロウは6話視聴時点で、管理人は人間の魂そのものと考えています。
嘘をつかず、楽しむ、笑う事、ここが人間の魂、エネルギーの源として表現されているのではないか?と考えています。
魂の理由
- 変身時に桃井タロウだけが波が黄金
- 昔から何でもできる存在(魂に不可能は無い)
- タロウそのものが答え
- 楽しむ事が中心
- 笑う事、喜びが中心
- アルターチェンジの際に魂が抜ける
脳人
暴太郎戦隊ドンブラザーズでは、脳人という敵のような存在がいるが、なぜ脳人が敵なのか?というと脳で物事を考える人だから。
人は本来頭で考えるのではなく、魂で感じることが重要なのに、頭で考えることで本心とは異なる行動を起こしてしまうことがある。
だから、脳人という頭で考える人の事を表現し、人間の敵として表現しているのではないか?と考察しています。
ヒトツ鬼
ヒトツ鬼は人間の欲望が鬼に変化した表現です。
暴太郎戦隊ドンブラザーズでは、欲望が強い人がヒトツ鬼として変化しています。
演出
サングラスについて
暴太郎戦隊ドンブラザーズではサングラスがアイテムになっています。
サングラスをかけることで異なる世界を見ることができます。
これは、霊能者のような別世界を見るためのアイテムとして利用されるという考察ができます。
また、色眼鏡で物事を見るという意味もあるのかも?とも考えています。
霊能者は逆に眼鏡をはずした方がよく視えますが・・・
アバターチェンジ
ドンブラザーズでは変身すると人間ではない姿に変身しています。
これはアバターチェンジの名前どうり、別のアバターを利用して戦っています。
つまり、別次元のものと戦うためにアバターチェンジをしているという事になります。
だから、サングラスをかけると別次元の世界が見えるという事だと思います。
本当のスピリチュアルであればこの世界そのものがアバターで生活していることになるのですが・・・。
第1話
縁について
桃井タロウが霜降り明星のせいや登場シーンでのセリフ
「どんな小さな縁も縁。この世では無数の縁が絡み合い、結び合い奇跡が産まれる」
この世は様々な人と縁でつながっているスピリチュアル要素満載の言葉です。
掃除の重要性
霜降り明星のせいやが司法試験の受験生としてふさぎ込んでいるシーンでしたが、その際に桃井タロウが掃除をしていましたが、運気を上げるために掃除の重要性を表現しているシーンだと思います。
ダメな奴などいない自分を信じる事の重要性
これも霜降り明星せいやのシーンのセリフですが、この世はダメな人間などはおらず、自分を信じることの重要性を伝えているシーンだと思います。
自分を信じることでやる気や気力が溢れてくるという表現をしていると考えています。
決して嘘をつかない主人公の桃井太郎
桃井タロウは嘘をつかない存在ですが、多分人間の魂そのものを表現している存在ではないか?と考察しています。
笑う門には福来る
ドンモモタロウの登場シーンは笑う門には福来るという笑う事が開運に繋がる事を表現していると思います。
楽しむことの重要性
ドンモモタロウが脳人との戦いの際に楽しんでいますが、楽しむ事そこが重要だという事を表現していると思います。
逆に脳人は楽しむ事ではなく、頭で考える存在として敵として表現されていると思います。
第2話
第2話では猿原真一がお金を持たない理由について「人々の欲望、悲しみ、怨念がこびりついた不浄の物である」と表現をしていました。
お金について

お金について汚れたものという説明は少しずれているかな・・・という気もしました・・・。
本来お金は感謝の対価としての存在が、人によっては汚れた存在となってしまうと取られられたのではないか?と思っています。
第3話
第三話は猿原真一の言葉にスピリチュアル要素が含まれていました。
創造力は時に現実と同等の力を持つ
運命は受け入れるしかない
雲は日々形を変える人生と同じだ
人の想像力は力を持っている事を言葉で直接表現していました・・・。
人の想像力はスピリチュアルと感じる方もいるかもしれませんが、実は量子力学に通じるものもあるので、現実でもあります。
この世が変化している様子を雲で表現していましたが、この世のすべてのモノは絶えず変化し、人生も当然ながら変化していくという言葉です。
介人の言葉
ヒトツ鬼が脳人により消されてしまった事で、介人にギアが戻ってきましたが、その際に「これは良くない」といった言葉について説明します。
これは、人間の欲望であるヒトツ鬼が人間の思考である脳人により消されてしまったため、存在しても良い欲望を思考である脳人により消されてしまった事が悪い事だと思います。
また、この介人はゼンカイジャーの介人ではなく、神様だと思っています。
第4話
第4話は桃井タロウがアルバイトのトレーニングする際のセリフ
「言葉とはは心の声。俺には嘘の意味が分からない。ダメなものはダメ。」
嘘をついたらいけないという事。
一般的に嘘は他人についてはいけないと考えがちですが、自分にも嘘は良くありません。
桃井タロウは魂そのものの存在のため、そもそも嘘というものを知らないという事だと思います。
嘘は人間が頭で考えて表現しているものですので、魂の存在である桃井タロウは嘘がつけないのだと思います。
第5話
第5話も猿原真一がスピリチュアル要素をダイレクトに言葉で表現していました。
「人生は何度でもやり直しがきく」
この世界は多次元世界なので、いかようにでも変化していくという事をセリフにしているのだと思います。
第6話
桃井タロウのセリフ
「やるべきことは、今置かれている状況が教えてくれる」
これは、様々な意味や理由、不安をいくら考えても意味がなく、やるべきことは今にあるという事。
スピリチュアルの「今に集中するだけでいい」という事。
人間は、いろいろな物事に意味や理由をつけたがるけど、それには本当な意味はなく、その人の視点で意味が理由付けがされているという事を桃井タロウが話しているのだと思います。
だから、なぜお供になったのか?敵は何なのか?これからどうなるのか?など考えても本当の意味はなく、ただ今があるだけ、今に集中するだけで良いという事だと思います。
実は、この言葉を聞いた時に、ドンブラザーズは本当にスピリチュアル要素の強い作品だと気づきました。
何故なら、これが真理だから。
人は将来の不安や身の回りで起こる出来事について良い、悪いと判断し、意味や理由付けをして悩んだりしています。
しかし、視点を変えてみれば、その人の身の回りで起きていることは、ただ起きている事であり、勝手に人間が判断して喜んだり、悲しんだりしているだけです。
なので、桃井タロウはいつも冷静に今をとらえて行動をしている事が、演出としてされていると思います。
変身前の桃井タロウは冷静沈着、現在の状況を判断して行動をしています。
タロウ自身が答え
タロウ自身が答えというのは、桃井タロウ存在そのものが人間の魂だから答えというものは無いという事だと考察しています。
桃井タロウはやるべきことを理解しているが、全てを知っている訳ではない。
これは魂がやるべき来事を理解しているが、現象は変化するためすべてを知っている事ではないという事ではないか?と考えています。
脳人は人の欲望を否定する
これは、頭で考えることで、人間の欲求などを抑え込むという意味です。
例えば、何か新しい事を始めたいんだけれど、いろいろ悩み考えてしまう事で一歩踏み出せなかったり、あきらめてしまう事をドンブラザーズの設定に当てはめていると考えています。
ポイント
ポイントは人を幸せにすること。
ポイントを貯めるには、人を幸せにしてあげればいい。
逆にポイントを下げるのは、他人を不快にさせたり、迷惑をかけることでポイントが減っていく。
だから、いくら仕事ができても偉そうに他人に不快な思いをさせたり、迷惑をかけたことにより、雉野つよしは介人のせりふにあったように、ポイントが減っているという事になる。
パソコン画面の下にはキビポイントとされていることから、桃太郎がキビ団子を配ったように、他人に幸せを配る事でポイントがたまっていく事が分かる。
スピリチュアルに言えば徳を積む。
仕事に大きい小さいもあると思えない
仕事とは、他人の為になる事。
だから他人の為になることはすべてが仕事になる。
大きい小さいを決めているのは、人間が給料や地位や名誉などから勝手に判断をしているだけに過ぎない。
魂の存在である桃井タロウだからこそ、余計な固定概念が無く、純粋に人の役に立つという仕事をしているだけ。
頑張ることは間違い
第6話では雉野つよしも、ヒトツ鬼になった人物もそれぞれ頑張っていました。
しかし、それは自分を苦しめることになります。
頑張る事は自分を苦しめる事、ドンモモタロウのように楽しむ事が人生を幸せに生きる方法です。
残念ながら多くの方は頑張る事が正義と考えている節がありますが、頑張るとヒトツ鬼になってしまいますよ。
第7話
規律
今回は学校の規律に生徒が巻き込まれる話でした。
規律とは生徒のためになることかもしれませんが、生徒を規律で縛ることで生徒の自由がなくなっていくことでもあります。
人間は本来自由に生きることができますが、小さい頃から学校の規律により自由な発想や行動ができなくなるため、学校を卒業する頃には本来あるべき豊かな発想ができなくなってしまいます。
友達がわからない
桃井タロウが友達がわからないという理由は、桃井タロウが友達という言葉が曖昧だから理解できないと考えています。
友達と一言で言っても定義はないため、友達という意味が理解できないのだと思います。
第8話
榊
第8話のヒトツ鬼は榊という人物でした。
この榊というのは、多分神道で利用する榊の意味だと考えています。
この榊が消されたことで、介人(神様)が次回怒るのではないか?と考えています。
第8話はスピリチュアル要素が少なかったですが、みほと夏美は同一人物で、犬塚翼は夏美に嵌められて?犯人になっているのではないか?と考察しています。
第9話
第9話は桃井タロウの力が無くなってしまう話でした。
タロウが力が無くなってしまう原因は数年に定期的に起こる力の副作用で弱くなるという事でした。
私的には睡眠不足で力が出ないと予測したのですが、違っていたようです。
成仏
今回の話では、お爺さんが子供の頃の心残りだったことでヒトツ鬼が誕生していました。
最終的にお爺さんの気持ちが満足したことで、ヒトツ鬼が消え去りましたが、私的に見てあれは成仏だと感じました。
テレビ的に人が死んで成仏して心置きなくあの世へ行くというのは戦隊ものではできませんので、夢の中での出来事という感じで演出をしたのではないか?と考えています。
人助けでキビポイント
オニシスターがドンモモタロウを助けた際に、一つ足りなかったキビ団子の分のキビポイントを分けたことで、ドンモモタロウが復活したことから、キビポイントは人助けなど人の役に立つことという設定が明確になったシーンだと思います。
獣人
今回、獣人という新しい設定キャラが出てきましたが、あれは獣の感という事で、人間の感を設定したキャラクターだと思っています。
ですので、もしかすると獣人は後々新しいキャラクターとして追加戦士として戦うのではないか?と考えています。
それから脳人が獣人を恐れる意味は、人間の感、ひらめきは頭で考える事よりも優れているからです。
人間が頭で考える事よりも、ひらめきや感というものはあちらの世界からのメッセージを受け取った状態ですので、脳人が恐れるのだと思っています。
第10話
第10話はパラレルワールドのお話でした。
パラレルワールド
鬼頭はるかがキビポイントを貯めたことにより、ドンブラザーズを脱退するお話ですが、鬼頭はるかはオニシスターの記憶を持ったままパラレルワールドに入り込んでしまいました。
本来ならパラレルワールドで別の世界になれば、以前の世界の記憶はないはずですが、ドンブラザーズに復帰させるためにオニシスターの記憶を持ったままパラレルワールドに入り込んでしまった設定になっています。
また、介人は神様であるため、その存在を別の世界に移動させる力を持っているのだと思われます。
介人の変化
鬼頭はるかがドンブラザーズを脱退すると決めた時、介人は驚いた顔をしていました。
また、パラレルワールドの際には鬼頭はるかの注文にぶっきらぼうに返事をしていたことから、鬼頭はるかがドンブラザーズを脱退したことに不満を持っていたのだと思われます。
夏美の存在
今回の話を見て思ったことは、来週の予告で夏美(みほ)が登場しますが、夏美はパラレルワールドで雉野つよしの奥さんとして生活しているのではないか?と感じました。
前回のお話でただ物ではない「みほ」が真犯人と考察しましたが、パラレルワールドで良い人として身を隠しているのだと思っています。
管理人の予想
考察1
桃井タロウは幸せを知らないために、人を幸せにして幸せを学ぼうとしているという設定ですが、そもそも幸せを知らない人が人を幸せにはできないため、桃井タロウはすでに幸せであること気付くことが最終話あたりでストーリーになると思われます。
人はすでに幸せであることに気づかずに生きている事を気付かせるための戦隊物なのではないか?と現在考えています。
考察2
上で書いている事の別視点での考察ですが、人を幸せにして幸せを学ぼうとしているというのは、他人を幸せにすることで自分に幸せが返ってくるというこの世の仕組みについて表現しているのではないか?とも考察できます。